だるまんの陰陽五行「金」の章~天の不思議を測るの巻~

「陰陽五行」とは、「木」「火」「土」「金」「水」という五つの要素を、見えない世界までを含む森羅万象にあてはめて、世の中のさまざまな謎を測るものさしです。
陰陽五行に通じてくると世界観が変わること請け合いです。
大きな決断から日常の迷い、健康の問題に至るまで、人は常に不安や悩みと直面しています。
しかし、「陰陽五行」を活用することで、積極的に生きていくことができるようになり、きっとあなたの人生はかわります。
さぁ、あなたも陰陽五行のナビゲーター、“だるまん”とともに学びましょう。

陰陽五行とは

陰陽五行とは、見えない世界までを含む森羅万象を測るモノサシです。これに通じてくると世界観が変わること請け合いです。人生を積極的に生きていくことができるようになります。 たとえば、『なぜ若いことを「青い」というのか?』という疑問ならば『若いことは五行の「木」(もく)で象徴され、「木」には酸味、春、朝、若さ、青色、伸びゆくエネルギーなども象徴される。』ということで説明されます。 もっと複雑な人間関係や、「ヒトは何処から来て何処に行くのか」といった命題に至るまで、奥がものすごく深く、そして応用も広い学問体系と言えます。

配当表五行の基本は、「木」「火」「土」「金」「水」からなる五つの要素に何が当てはまるか(配当という)を理解することから始まる。
右の配当表をご覧ください。その上でタイプ論も含めて述べてみたいと思います。
以下、[臓器]とあるのは五臓の配当であり、[自然]と[一般]は著者の理解の上でまとめた「だるまん五行」での独自のキーワードであります。

[臓器]肝 [自然]柱 [一般]思い

西洋医学で言う肝臓と、ここで言う肝とは微妙に異なりますが、煩雑になるのでここでは一応同じものとして説明します。以下も同様です。さて、肝臓は人体の化学工場であるように、五行でも「木」は五行という歯車を回転させるためのエネルギーである。エネルギーであるがゆえに若々しく暴発しやすく、実体を持たず、ぎゅーんと伸びていくという点で長さ、遠くとつないでいく「柱」にも通じる。実体を持たないという点では「思い」にも通じる。一日の始まりである朝、季節の始まりである春、そして五行も「木は長さゆえに長い顔、背は高め、そして肝であるからカン高い声……ということになる。

[臓器]心 [自然]火(抽象陽) [一般]愛(超越的自己)

心臓は血液を全身に送る命の源である。そういう点で太陽とか神とか、我を超えた大いなるものへとつながる。しかし大いなるものであるがゆえに人間の理解を超えたところがあり、破壊的な力にも通じる。「金」も神や破壊力につながるが「火」の場合はその背後に意図のようなものが見えず、人智を超えている。また「共感」も大切なキーワードであり、小腸の栄養吸収システムも一種の共感性と言える。従って小腸も「火」の配当である。タイプ的には火が強いところから焦げるということで、しゃがれ声、背は低くて(焦げて)チリチリ頭や禿頭になりやすいと見る。共感が重要なので胸が厚く、声を聞くために耳も上つきである。

[臓器]胃 [自然]地(具象陰) [一般]現実

胃は全くの異物であるところの食物を分解(消化)して自分の一部へと変えようとする。つまり異なる世界へと隙間を埋めて「平たくする」力であり、これは養育する母や現実的社会、植物をえこひいきなく育てる土のイメージに通じる。しかしこれが同時に個々の独自性をつぶしてしまうという欠点につながり、それが毒素(邪気)として溜まりやすいところと見る。また、異なるもの同士の接点ということで季節のつなぎ目である土用、人体の関節も「土」にあたる。このように「育む力」でありながら邪気の溜まる「腐らせる力」であるという二面性が大きな特徴となる。しかし、方位的にも人体の中でも中心となる存在なのである。タイプ的には平たいことから、四角い顔、育むことから暖かみのある声、すべてを飲み込むようなおおらかさがある。

[臓器]肺 [自然]天(具象陽) [一般]排泄

肺とか皮膚は呼吸に関わると同時に外界との接点を示す。ゆえに自他を分け不用を捨てさせる厳しさを秘め、同時に外界と関わろうとする積極性がポイントとなる。易では「乾」という崇高な天を示す卦が「金」になるが、どちらかというと皇帝や将軍のイメージである。タイプでは筋骨たくましくスポーツマン、キンキン声で、正義感も強いがその分、単純思考になりやすい。また、同じく易で「兌」という享楽を示す卦も「金」であり、こちらは聖に対する俗を示す。これが強く出ると声とか性を扱う芸能事に才能を示すことになる。

[臓器]腎 [自然]水(抽象陰) [一般]自我

五行の中でも一番「陰」の要素が強く、静かで暗いがしっかりとした生命力を持つ。これは文化の発祥でも、一般的な生活でも重要な「水まわり」に関わり、人体ではこれを扱う腎臓の性格にも似ている。タイプ的には低い声で考え深いがその分、権謀術数にたける執念深さも持つ。世間的な評価に左右されない私と言える私(自我)を示すという点で、これからの時代で最も必要な要素となる。しかしエゴに流されやすいという欠点も持つ。