イナンナ
姿をもたない、地母神の、ひとつの形態としての、女神。
シュメールやバビロニア神話で有名。その名は「天の女主」を意味するとされている。
本書では、他に、老婆、マタラ神、アマノウズメ、サルタヒコ、マグダラのマリア、などの形をとる。
瀬久原先生
皆本君と同じ、歯科医師で、学会の友人。女性が大好きなあまり、趣味が高じて、ブラジャーと歯科医療の関連性の研究にいそしんでいる。実は、女性の下着を集める趣味があるらしいが、さすがに本人も秘密にしているので、それ以上は聞けない。本書では、東北の旅に同行する。
しののめ
阿部君の知り合いだが、どういう経緯で知り合ったかは、まるで不明。性別は、女性のようだが、人間であることすら、はっきり言って、不明。しかし、意外なことに、とても気が利く所があり、皆からは、「式神」と言われている。本書では、皆本君と阿部君の、九州行きの手伝いとして参加。
笹井先生
皆本君と同じ、歯科医師で、学会の友人。有名な女性下着メーカーの御曹司で、東北の旅では、運転手付きで、車を用意してくれる。常に瀬久原先生と行動を共にしているが、同類に見られることを、本当は、とてもいやがっている。
ぎゅうたん
「牛たん」という牛タン屋を経営する女将。もとは、小学校の先生で、笹井先生の叔母にあたる。現在は、地元の宮城県仙台市で、牛タン屋のかたわら、郷土史のお話会を開いている。本編でも、興味深い話を提供することになる。